民俗用語の金神

①「一般に宗派神道は陰陽道の神、方角をおそれる金神の信仰などが基礎になっている。必ずしも金光教に限らず、教派神道の多くは金神にふれ、金神を おそれて自覚状態に入った教祖が多い。金神は神道でもなく、仏教や儒教でもなく、日本人が昔から持ってゐた生活上に於ける陰陽道の祟避様式の変化だ」(※ 『折口信夫全集20』P295)

②民俗文化に根差した土着の金神

・金神は古来、日柄方位の俗説とかかわり、七殺金神の祟り神と恐れられた

・金神除、金神封と呼ばれる祈祷があった

・金神の留守の方角(明き方)を選んだり、屋敷の四隅に笹を立てて注連縄をひく、場取、屋敷取という方策を取って建築するなどして、人々は金神を避けた

安倍晴明占術大全―『ホキ内伝金烏玉兎集』現代語訳総解説
安倍晴明が伝えたという幻の書は実在した―陰陽道究極の秘伝書を公開!方位・干支・風水・星の秘伝の一大集成。(「BOOK」データベースより)

日本の陰陽道

a 中世―陰陽師・安倍晴明

・『今昔物語集』『宇治拾遺物語』『大鏡』『芦屋道満大内鏡』

・御霊信仰、魑魅魍魎、式神、陰陽僚、陰陽頭、安倍・賀茂両家

・清原家が金神の忌を提唱

b 近世―大書『ホキ内伝』の普及

・『備後国風土記』、「牛頭天王縁起」、八坂神社の祭文

・巨旦大王と金神の同一性、金神は素戔鳴尊・大蛇神話に付会

c 近代―形骸化、迷信化した古習俗

・普請、厄年、暦、占い、4という数字→タブー